過度な射精は薄毛の危険アリ? AV男優はカキで予防

2022/03/07
by 加藤 真由美

過度な射精は薄毛の危険アリ? AV男優はカキで予防

射精と髪の育毛が大きく関係しているという。過度な射精は育毛の妨げになるというのだ。
その鍵を握るのは、亜鉛。たんぱく質から精子を生成するのに欠かせないミネラルで、別名“セックスミネラル”とも呼ばれている。多くのAV男優が一番気にかけて摂取しているミネラルである。
と同時に、亜鉛は、髪を生成するのに欠かせないミネラルでもあるのだ。成人男性1日につき15mg必要といわれているが、射精1回で約1~7mgの亜鉛を消費してしまうという。すると単純に考えて、1日2回以上の射精をすると、髪の生成にまわせる亜鉛はかなり減ってしまう。髪の量を気にする人は無駄撃ち厳禁である。
また、亜鉛不足は味覚障害をも引き起こしてしまうそうだ。充実した性生活、みなぎる頭髪、おいしい食事。バラ色の生活を送るには亜鉛が絶対不可欠である。
亜鉛は牡蠣やナッツ類、ウナギ、レバーなどに多く含まれている。特に牡蠣には、100gにつき150mgも含まれているので、AV男優から大人気。先日取材したAV男優は「冬は牡蠣が出回っているので、かなり重宝しますよ!食べられない時は亜鉛のサプリメントを摂ります」と力説した。ちなみにこのAV男優は30代後半で髪の毛はフサフサだ。
亜鉛不足には注意が必要ですね。


泌尿器について

2022/03/07
by 加藤 真由美

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泌尿器について

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泌尿器科は、腎臓、尿管、膀胱、尿道など「尿の産生から排尿までの尿路」(泌尿器)に関係する臓器が対象です。それぞれの役割ですが、腎臓が尿をつくり、その尿を運ぶ尿管があって、一時的に膀胱で尿を溜め、尿道から体外へ尿を排出するという流れになります。

男性の場合、尿道は尿を排出するだけでなく、射精の際には精液が通る道にもなります。なお、精子は睾丸で作られ、その後精管を通って、前立腺から尿道に入って射精に至ります。この前立腺は男性特有のもので、加齢と共に肥大化する前立腺肥大症を起こすことがあります。

 

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泌尿器科の男性患者でよくみられる症状(例)

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尿が出にくい、出な

いおしっこの線が細い

尿に勢いが無い

尿に血が混じる

おしっこが近い、回数が多い

おしっこに時間がかかる

夜間、何度もおしっこに起きる

残尿感がある

尿が漏れる

足がむくむ

腰や背中が痛む

腎臓の辺りが痛む

尿道から膿が出た

(健診などで)血尿や蛋白尿を指摘された 

尿路(腎臓、尿管、膀胱)に結石がある

排尿時に痛みがある

 

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男性に多いお悩み

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睾丸や陰嚢が腫れた

陰茎、陰嚢が痛む

陰茎、陰嚢が痒い

亀頭、包皮に水疱やイボができた

PSA※(右記参照)が高いと言われた

男性更年期障害のような気がする

勃起力が低下した など

※PSA:「前立腺特異抗原(Prostate-Specific Antigen)」の略語で、前立腺の上皮細胞から分泌されるたんぱくです。PSAが高い場合に考えられる疾患は、前立腺

 

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男性患者によくみられる泌尿器疾患

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前立腺肥大症

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男性には前立腺と呼ばれる、膀胱の近くにあって尿道を取り囲む栗の実ほどの腺組織で、精子を元気にする前立腺液を分泌する臓器があります。これが肥大すると尿道を圧迫したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿道を圧迫するなどし、尿がでにくくなるなどの排尿障害を起こすことがあります。これが前立腺肥大症です。

なお、前立腺が肥大する原因は、男性ホルモンの働きや生活習慣病、食生活などが関係すると考えられており、一般的に加齢と共に前立腺肥大症は増えてくることが明らかになっており、80歳以上の8割以上の方が前立腺肥大症になると言われます。

主な症状ですが、頻尿(1日8回以上)である、急に尿がしたくなって、がまんするのが難しい、がまんできずに尿を漏らす、夜中何度もトイレに行く、尿が出にくい、勢いが弱い、出るまでに時間がかかる、残尿感がある、などがあります。

治療としては、まずα遮断薬などによる薬物療法が行われ、十分な効果が出ない場合は手術療法が検討されます。

 

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前立腺がん

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前立腺がんを発症する仕組みというのは解明されていませんが、男性ホルモンの影響や食生活の欧米化、あるいは加齢といったものが影響しているのではないかと言われています。

このがんの特徴ですが、発症後の進行が遅く、またがん特有の症状も現れないので、がん自体が大きくなって膀胱や尿道を圧迫し、排尿トラブルや血尿などが出るようになって初めて気づくことが多いです。また、前立腺がんは一旦進行してしまうと、そのがん細胞が骨やリンパ節に転移しやすく、脊椎に転移すると、ひどい場合には下半身麻痺などの症状が現れることもあります。このような状況を避けるためにも、自覚症状が現れる前に発見し、治療することが大切です。定期的にがん検診(PSA検診)を行うことをお勧めします。

前立腺がんの治療法では、手術、放射線療法、ホルモン療法、また特別な治療をせずに厳重に経過観察をしながら様子をみるPSA監視療法などがあります。どの治療を行うかは、診断時のPSA値と腫瘍の悪性度(グリーソンスコア)、病期診断に基づくリスク分類、患者様の年齢と期待余命(今後、どのくらい生きることができそうかという見通し)、および患者様の病気に対する考え方などが判断の基準になります。

 

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前立腺炎

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前立腺に炎症が起こっている状態が前立腺炎です。この症状が疑われる場合は問診や検尿のほか、前立腺の触診(肛門から指を入れ、直腸を通して前立腺の大きさや硬さ、表面の状態、圧迫痛などを調べる検査)によって炎症の状態を調べます。また超音波検査や血液検査が必要になるケースもあります。

なお前立腺炎には急性前立腺炎と慢性前立腺炎がありますが、これらの症状や経過はそれぞれ大きく異なります。

 

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急性(細菌性)前立腺炎

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急性前立腺炎は多くの場合、尿中の細菌による感染で起こり、症状としては、高熱(発熱)や排尿困難、排尿痛や残尿感、頻尿がみられます。治療については、抗菌薬による点滴や内服薬が中心になります。なお炎症が強い場合は、入院加療が必要になることもあります。

 

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慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)

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慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)はあまり一般的な病気ではありませんが、20~40歳代の若い世代に多く見られます。症状は陰部の不快感、排尿時・排尿後の痛み、射精時・射精後の痛み、精液に血が混じるなど多様で、その程度も患者様により様々です。

治療法には抗生物質や漢方薬の投与、生活指導などがあります。難治性、反復性のこともあり、症状が改善するまでに数ヵ月を要することもあります。